ヨーグルトと整腸剤を持って母が駆けつける。

夢のキャンパスライフのはずが、ストレス便秘。

現在会社員をしています25歳です。便秘になったのは、今から6年前、大学一年生のころです。夢の一人暮らし、キャンパスライフに胸を膨らませ、片田舎から都会へ引っ越しました。

大学が始まると、ストレスが増えました。友達ができず、サークルに入る勇気もありませんでした。夢見た大学生活はどこへやら・・・。学食に行く勇気もなく、ほとんど学校とマンションを往復するだけの生活でした。なんとか必修だけは出席しないと、という危機意識があっただけよかったかもしれません。

とにかく、１年生の春、部屋でごろごろと運動もせず、実家から送られてきた食材がつきると、本当にカップ麺やコンビニ弁当の毎日でした。実家にいる時は魚料理がメインだったので、かなり生活にギャップができてしまったと思います。少しずつ、便の排出ペースがおかしくなっていたのでしょう。意識はしていませんでしたが、今思い返すと、二日、三日に一便になっていました。

授業になると頻繁に腹痛に襲われる。

あるときから、授業中にお腹が痛くなることが増えました。絶望です。羞恥心の固まりの私は、小学生の頃から、授業中にトイレに行くことが恥ずかしくてなりませんでした。それが、大学生活はじまってすぐの、精神不安定な時にきてしまったのですから、尚更です。絶対にいかないぞ、という決意のもと、腹痛に絶えていました。そのまま収まることもあれば、授業後に排便することもありました。問題は、それが授業になると頻繁に腹痛に襲われることでした。

自分勝手な推測ですが、普段たまった便が、授業という極限のストレス・緊張がきた時に暴れだしていたのでしょう。我慢が癖になってしまったのか、我慢をすると、そのまま腹痛が収まっていくようになりました。

ゴールデンウィークに帰郷することもせず、送られてきた食材を料理する気にもならず、食生活は依然悪いままでした。もちろん学校にも慣れません。我慢に我慢を繰り返したお腹は、便を出す方法を忘れてしまったのか…。はたまた、我慢の繰り返しが、便を出すことを悪いことだと脳に認識させてしまったのか…。なんにせよ、ずいぶん便が出ていないことに気がつきました。お腹が重
いのに、出ないのです。

一週間の便秘に…。ヨーグルトと整腸剤を持って、母が駆けつける。

気づけば、5月から6月にかけて、一週間便を出していませんでした。さすがにやばいと認識し始めた私は、やっと実家に電話をすることにしました。母親の声を聞くと、涙が出そうになりました。食生活や大学生活のことを話しました。すると翌日、二時間かけて母親が駆けつけました。ヨーグルトと整腸剤をもっていました。部屋の片付けや料理を作ってくれ、毎日ヨーグルトと整腸剤を摂るようにと言われました。

ヨーグルト、整腸剤、適度な散歩で便秘解消。

それから毎日電話がかかってくるようになりました。週末になると、母親がやってきました。定期的にヨーグルトが送られてきました。それから、一人でですが、少しづつ学校以外の場所へ出かけるようになりました。せっかく都会に出てきたのに、「外に出ないのはもったいない」と、どこかで気持ちが入れ替わったのです。毎日のヨーグルト、整腸剤、適度な散歩。これでやっと、便のペースが戻りました。

それからは大学生活でも、少ないながらも友人ができて、楽しいものとなりました。反省点は、月並みですが、運動不足、ストレスを溜めたことです。ストレスは、無駄なプライドを捨てて人に吐露すると良いと思います。もう一つの便秘の原因は、我慢したことだと思っています。出すときには、我慢しないで出す事が大事だと思います。